ダイエットの極意は簡単、入りを減らして出を多くする、これだけです。どんなサプリメントを使おうが、入りがオーバーであれば、ダイエットは不可能です。最近、美容整形領域では皮下脂肪を溶かす、吸引するという方法はありますが、これはあくまで見場の良さを目的とするもの、最近厚生省が真剣に対策を取る姿勢を見せている「メタボリック症候群」を予防するには、皮下脂肪でなく、”内臓脂肪”を減らさなければいけません。
中年以降の方、またある遺伝子を持つ為に肥満になりやすい方は、食事量を抑え、運動をしても思った程、体重が減らない事がままあります。この原因の一つが、燃焼効率の悪化です。
車を考えてみてください。車はガソリンを燃料とし、エンジンが回転し、動く事が出来ます。エンジンの回転効率がいい程、車は長い距離をスムースに移動します。同時にガソリンも有効に使われ、また新たなガソリンの補給をしていく事が必要になります。しかし、エンジンが回らなくなってきたらどうでしょう。車の動きが悪くなるとともにガソリンがタンクにだぶついてきます。油は非常に酸化しやすいですから、だぶついて酸化して劣化した油は更にエンジンの燃焼効率を低下させます。
これは人間の体も同じです。歳をとる毎に、人間を動かすエンジンの機能は低下していきます。その機能低下の原因となるのが、エンジンオイルの枯渇です。先ほど、コエンザイムQ10の所にも書きましたように、栄養分が吸収され、ミトコンドリアというエンジンでエネルギーに変換し、そのエネルギーで我々は動いている訳ですが、そのミトコンドリアでのエネルギー変換を円滑に行う為の補酵素である、コエンザイムQ10、アルファリポ酸、L†カルニチンなどは年齢と共に徐々に減っていきます。これが一般に中年太りという物の原因の一つになっています。
よって、摂った栄養をきちんとエネルギーに替え、栄養がだぶつかないようにする為に、エンジンオイルをきちんと補充していく事はダイエットには非常に重要です。当院では基本として内服でコエンザイムQ10、アルファリポ酸、L†カルニチンを摂取していただき、更にプラセンタと共にアルファリポ酸の注射を行うという方法も行っています。
ダイエット効果と共に、エネルギーが増える分、活動的となり、それが更にエネルギー消費を増やすという、良い循環になると、特に内臓脂肪をコントロールする事が可能になると思われます。こういう意味で、これらのサプリメントにはダイエット&抗疲労(元気になる)効果もあるということですね。(つづく)
ここでコエンザイムQ10についてもう少し情報提供します。
当院でもですが、スタチン系という抗コレステロール薬を飲まれている方がおられます。実はスタチン系は非常に良くコレステロールを下げるのですが、同時にCoQ10も同時に下がるという報告が多数見られるようになりました。CoQ10は脂の酸化をよく抑えますので、コレステロールを下げるお薬とともにきちんと補充していく事が重要です。
脂溶性ビタミンで有名なビタミンEですが、このビタミンEの働きをCoQ10は補助し、またビタミンEが減るのをCoQ10は抑える(つまり有効活用させる)事が判ってきました。ビタミンEを摂取されている方はCoQ10と一緒に飲む事で効果のアップを期待出来ます。(つづく)
コエンザイムQ10(以下CoQ10)は一昨年ある健康テレビ番組で紹介されて「ブーム」になったサプリメントですが、一時期心臓のお薬として保険で使われていた程(現在は健康食品の扱いに)、有効性は昔から証明されてきました。また今回の抗加齢医学会では、どのくらい飲むと健康に悪影響が出るかという報告があり、1200mg飲んでも問題なしという結果となりました。当院で扱うCoQ10は100mgであり、全く問題なしと言えます。またアメリカでは今300mgを基準使用量としている人達もおり、それでも全然安全に飲めるという事になります。非常に安全性の高いサプリメントです。
このCoQ10は加齢とともに減少していきます。また運動やストレスなどによる酸化を抑える為、運動能力の向上もみられるというエビデンス(証拠)も報告されています。
よくCoQ10って何をするのかと良く聞かれます。一つは抗酸化物質である事、もう一つは食べた物をきちんとエネルギーに変換する時に重要な役割を果たすという事です。人間はいい食べ物を摂れば元気になれる訳ではありません。食べ物は消化され、ミトコンドリアという所に運ばれていきます。そこでエネルギーに変換されます。ある意味、ミトコンドリアはガソリンを車を動かす力に替えるエンジンと考えるといいでしょう。そのエンジンが潤滑に回る為にはエンジンオイルが必要になります。CoQ10はそのエンジンオイルの一種なのです。
ミトコンドリアで効率よくエネルギーに転換するということは、その元になるガソリン=栄養分がだぶつかないという事を意味します。栄養のだぶつきは肥満、そこから発症する最近話題の「メタボリック症候群」を惹き起こしますから、CoQ10で潤滑にミトコンドリアというエンジンを回し続ける事は、「メタボリック症候群」の予防・治療にもなる訳です。
そこで私は
「マルチビタミン+コエンザイムQ10(最低100mg)」
を基本中の基本にする事を提案したいと思います。コエンザイムQ10は「ブーム」ではなく本物なのです。
薬もですが、飲むという事は結構面倒な物です。錠剤にしろカプセルにしろ、個数が増えれば増える程、面倒だし、飲み損ね、飲み忘れが発生しやすくなります。サプリメントは日々飲む事で意味がある物ですから、飲みやすい、飲み忘れない物を選ぶ事も重要です。体に必須のビタミン・ミネラル類は非常に他種類に渡ります。かつ、あるビタミンとあるビタミンは同時に摂取する事でその効果を増す(相互作用)がある事も知られています。そういう観点からも、当院ではTWO PER DAY(ライフエクステンション社:2ヶ月分、3100円)というマルチビタミンを取り扱っています。非常に多種のビタミン・ミネラルがバランス良く配合されています。一日2回摂取というのも、飲み忘れ予防にもつながると思います。まずはこういうビタミン・ミネラルの使用がサプリメント使用の基本になります。(つづく)
よく私は野菜や果物をよく摂ってるからサプリは不要と言われる方がおられますが、それはどうでしょうか。今の野菜・果物と以前の野菜・果物ではそれが含む種々のビタミン・ミネラルの量は大きく変化しているのです。例えば、科学技術庁発行の「日本食品標準成分表」によると、1950年のほうれん草100g中のビタミンCは150mgでした。ところが、32年後の改訂版(1982年)では、半分以下の65mgになっています。同様にビタミンAも1950年の8000IUが、1982年には1700IUに激減しています。鉄分は、1950年には13mgだったのが1982年には3.7mg。
他の野菜も、同様に様々な栄養成分が激減しています。見た目は同じでも、中身はかなり違ってきていることに私たちは気づかなければいけません。食事から必要量を摂ろうと思えば、毎日、大皿5皿以上の山盛り野菜を食べなければいけないからです。
何故こんな事が起こるかと言えば、人は綺麗な物しか食べなくなったからです。綺麗な野菜を、綺麗な果物を作るには化学肥料や農薬の使用、土壌の改善(改悪)などを行う必要があり、虫も寄りつかない野菜・果物、そして土壌のミネラルの減少により、それを吸い上げている野菜・果物の中にミネラルが少ないという結果をもたらしました。
更に海洋汚染により重金属を含む魚が増えた事、またどの加工食品にも多く含まれる防腐剤などの食品添加物、こういう物質を体外に出す(デトキシケーション)の為にも大量のビタミンが消費されます。 またストレス過多の社会は、ストレスによる酸化を抑える為のビタミン・ミネラルを大量に消費しているのです。
総合して考えると、考えられないくらいの大量の野菜を摂らないと、一日に我々が使うビタミンを十分に補充出来ないということになります。それはいくら野菜が好きな人でも常識外れな、うひゃ~という量でもあります。よって、普通に野菜を摂ってる人はそれでもサプリメントによるビタミン・ミネラルの補充は必須という事になります。(つづく)
サプリメントを選ぶ時、皆さん非常に迷われると思います。ビタミン、ミネラルという言葉を知っているけど、では何をどうやって摂取していいか、値段も高いものから安いものまで・・・。更に迷いますよね。日本の場合、薬と違って、健康食品、サプリメントはある意味無法地帯であり、かつ規定ではこういう物を摂取する際の責任は「飲む本人にある」とされています。つまり何を飲むか、飲んだ事で出た悪い影響の責任も「飲んだ人」が取って下さいとなっているのです。
アメリカは巻頭で書きましたように、サプリメント王国です。彼らは日に少ない人でも4~5種類、多い人だと小さい湯飲み一杯になる程のサプリメントを一日に2回~3回摂取しています。しかし、彼らはやみくもに飲んでいるのではなく、ある程度明らかになっているエビデンス=証拠を元にサプリメントを摂取してますし、もちろんサプリメントは飲み続ける事で意味を持つ物ですから、長期間飲んだ時の安全性も重要視しています。
日本人は兎角「口の端」に載った物が大好きで、みのもんたが言った、ご近所の人が言った、また体験談などを元に、何の証拠も、また副作用についても知らずに飛びつく、そして「ブーム」になってしまう。ご存じの通り、「ブーム」というのはいつの日にか終わります。しかし、先ほど書きましたように、サプリメントはエビデンスのある物をきちんと飲み続けてこそ意味があるのであって、一過性の「ブーム」に乗って数ヶ月でやめるような物なら、ある意味、代金を溝に捨てたと同じ、お金の無駄とも言えるでしょう。
現在、日本抗加齢医学会はじめ、抗加齢に関与する学会、またサプリメントを提供するしっかりした企業側は、どのサプリメントがどういう作用があり、どれだけの効果があり、どういう副作用があり、またどれくらいまでの量なら安全に飲んでも大丈夫というようなエビデンスを積み重ね、公表する方向にあります。こういうサプリメントを安心して飲み続ける事は、ある意味大量消費、大量製産、そして安い費用でサプリを服用できるというアメリカ型の健全なサプリメント利用につながると思います。
まだまだエビデンスが薬並みに確立されているとは言えませんが、現状で私がお勧めするサプリメントの使用法を書いてみたいと思います。
サプリメントの飲み方ってのも結構ちゃんと決まってるんですよね。
一生懸命飲んでる人でも、そこら意識してない人も多いと思います。
例えばビタミンC、水溶性で、主に血液の酸化予防に有効と言われてますが、水溶性ということもあり、食前、また回数を分けて飲んだ方が有効です。
較べ、脂溶性つまり脂に溶けて吸収されるサプリメント、例えばビタミンEやコエンザイムQ10なんかは、脂食の後がいい訳で、つまり食後の服用が有効性が高いんです。
きちんとしたサプリメントの会社の物にはここらきちんと説明が書いてあります。
そこらも製品の信頼性を表してますので、購入時に見てくださいね。