禁煙は4月の診療報酬改正で、その指導が点数を取れるようになったのですが、条件が厳しすぎて、おそらく禁煙指導をしているほとんどの病医院が点数無し=サービスでやっていることと思います。それでも生活習慣病改善の為に、みんな頑張ってると思うのですが、禁煙を始めた時にその禁断症状を緩和するニコチンテープがやっとこさ保険適応になるようです。うちでも今まで自費でやってもらっていたのですが、これで多くの人が費用負担をきにせず、思い切って禁煙にチャレンジ出来るのではないでしょうか。OKです!!!
またアメリカでは「飲む禁煙薬」の2番目の薬がファイザーから発売され、さっそくFDA(アメリカ食品管理局)の認可が得られたようです。脳内で禁断症状を緩和させるとともに、ニコチンの効果をブロックするとか。これも大きな禁煙の武器になりそうです。
最近、診療していて、何らかの疾患で来られる方の喫煙率が非常に高いのに気づかされます。ガンや動脈硬化という観点とは別に、ちっちゃいと感じられる病気についても、タバコの関与が大きいのではと感じます。百害あって一利無しのタバコはやはりやめていただく事を目標に、地道に意識付けをやっていきたいと思います。
アメリカの若年(18-30歳)を、喫煙している者、喫煙はしてないが周りが喫煙している者(受動喫煙)、喫煙したことはあるが今は喫煙していない者、そして喫煙もせず周囲に喫煙者もいない者で、15年間の経過観察をし、その期間内に、糖尿病になりやすい状況になったかどうかの研究が行われ、その結果が発表されました。
結果は、リスク比(基本は喫煙なし、受動喫煙なしの人で1.0)で見ると、喫煙歴あるも今は喫煙なしはほぼ1.0、喫煙ありは1.65 (高ければ高いほど状況が悪くなりやすいということ)、そして何より問題だったのが、受動喫煙、つまり本人は吸わないのに周りの喫煙者による煙を吸わされている人は 1.35 だったということです。
つまり、喫煙していなくても、無理矢理周りの喫煙者の煙を吸わされている人も、糖尿病になる率が高くなるという事実です。
受動喫煙は若い者の健康にすら影響を及ぼすということ。是非、周りの喫煙者、もしくは自分、家族の為に、積極的に禁煙に関与していただきたいと思います。禁煙テープは当院でも処方可能です。
熱もないし、でも何か咳が続く・・・。季節の変わり目には多い咳です。
ほとんどは風邪じゃなくて、免疫バランスを崩した事による”喘息様”の咳なんです。
前回に書きましたように、この時期は自律神経のバランスを崩しやすい時期ですから、自律神経の支配下にある免疫バランスも崩れやすいんです。
特に花粉症を持ってる方には結構出やすいようです。
抗アレルギー薬も有効ですが、基本的にやっぱ養生が大事。休養、胃腸のあったまる、消化のいい食べ物など。
ストレス解消も楽しくやれることならOKです。ただし、疲れない程度に・・・。
お久しぶりです。何か凄い情報書かなくちゃと気張る程書けなくなってしまって・・・。
最近、アンチエージングについてのBLOGを書かれている他のDRのBLOGを読みまして、比較的ご自身の事も含め、気楽に書かれているのを読んで、NPも”これだ”ってカンジでした。
ツラツラ・・・と気軽に書いていきたいと思います。どうぞまたよろしくです。
鳥インフルエンザは人†人の感染はないのでは・・・と言われてきたのが、最近中国や東南アジアで人†人の感染者がみつかり大騒ぎ・・・国や地方自治体が備蓄をすると表明してます。ヨーロッパで以前スペイン風邪で何百万人が亡くなったこともあり、通常のインフルエンザに加え、鳥インフルエンザという猛威に怯えるのも当然だと思います。
さて”タミフル”・・・この薬への大きな勘違いを避けなければいけません。タミフルは抗ウィルス剤と呼ばれる種類の薬です。と聞くと、皆さん感染したウィルスを殺してくれる薬と思ってしまいがちですよね。そうじゃないんです。タミフルは・・・感染したウィルスが体内で増殖するのを抑える薬なんです。よって増えてしまったウィルスをやっつける事は出来ません。
だからタミフルは発症して48時間以内に飲まないと効かないと言われています。この48時間というのは、体の中のウィルス量がほぼ最大量に達してしまった時間・・・なんですね。そう考えれば、タミフルは1時間、いや1分、いや1秒でも速く飲めば飲む程、それ以上ウィルスが増えないで済む薬なんです。スピードが命・・・。
それじゃ、最大量になってしまったらどうするの???最近は医療費が高いとか言って、熱が出ても病院に来ず、そこらの薬局でルルとか飲んで、こじれたら病院へという患者さんが実に多い。しかし、こういう患者さんで発症48時間経ってしまった患者さんに我々は・・・残念ながらなすすべは全くありません。あとは対症療法、患者さんがきついとおっしゃる症状をとりあえず緩和する事しか出来ません。だってウィルス自体を叩く薬はこの世に存在しない訳ですから。いや、シンメトレルというお薬がA型インフルエンザには有効かも、でもB型や鳥には???です。
風邪でもウィルス感染でも速く治せるのは、重症化を防げるのは・・・風邪の初期だけです。よって特にインフルエンザが怖いなら、1分でも早く病院に行くこと、ただし総合感冒薬などの薬を安易に飲まずに病院に行ってください。タミフルでそれ以上のウィルスを抑えられたとしても、今、体内にあるウィルスを殺す事が出来るのは、あなたの持つ自己免疫力しかないのですから。その自己免疫を最大限に上げる為に”熱”が出たり、”悪寒”がきたり、”関節痛”が起こるのです。そういう嫌なんだけど、実は自分の味方である症状を、総合感冒薬で損ねないようにしないといけません。自己免疫を上手く使って、体にいるウィルスをうまく体から追い出す、その時最も有効なのが漢方ですが、その匙加減をきちんとする、そういう医師にかかるのが、風邪やインフルエンザも最もいい治し方だと思います。
タミフルがあればOKではありません。早めの診断、治療がタミフルの生きる道・・・風邪は万病の元・・・軽く見ずに上手く医療機関を利用してください。